文化・芸術

2009年7月11日 (土)

伊坂幸太郎氏 小説「死神」シリーズの魅力

伊坂幸太郎氏 小説「死神」シリーズを読みました。
この小説の魅力は伊坂氏オリジナルの死神社会の
設定と主人公の死神 千葉のキャラクターです。

このシリーズでは死神の仕事はなぜかサラリーマン
社会のようになっているのが面白い。会社のように
分業制で、現場に派遣される死神は「対象の人間を
死なせるのに可かどうか判断し、その死を確認する」
ことに限られている。死なせる対象者の選定や死因の
決定は他部署がやっていて関与しない。死神はみな
ミュージックが好きで仕事中にCDショップの視聴機に
集まる。
死神なのにしばられたりサボったり人間のサラリーマン
みたいです。
主人公の通称 千葉(死神)は、人間らしい考えと
死神らしい考えの両方があって その対比が面白い。
仕事はまじめにやるものというポリシーを貫いていると
ころは人間と似ているが、そうかと思えば死神らしく
人間を客観した考え方をしてハッとさせる。「人間はど
うして他人の目をこうも気にするのだろう」、など。

短編で読みやすく、死をテーマにしつつも何だか温かい
気持ちになれる小説なので、オススメです。
金城武主演で実写化もされています。

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